『go to 渋谷』に「No!」という意味
『NO ! go to 渋谷』という見出し文が話題になっています。
意味は『go to 渋谷』に『No !』なので、「渋谷に行くのはダメ!」です。
ハロウィン時期に「渋谷に行く」行為を「強く阻止する」目的で作られた見出し文となっています。
ふわふわ教授
…ところが、英文として読むと「逆の意味」に伝わってしまうのでは?とも言われています。
英文というより「スローガン」の一種
まず、「英語と漢字」が混ざったフレーズなので、英文とは異なるものだと思われます。
また、『No !』という風に、ビックリマーク(Exclamation mark)のあとなのに『go to 渋谷』が小文字で始まっています。
ビックリマーク(感嘆符)のあとに続くのは「新たな文」なので、英文なら大文字『Go』で始まるのが普通です。
ふわふわ教授
つまり、これは英文ではなく、英語と日本語を組み合わせた「標語/スローガン」だと考えられます。
まぎらわしい面もありますが「go to 渋谷」という標語に「No !」を突き付ける「2重構造の標語」なのかもしれません。
※スローガンの場合は、英語でも文法にこだわらずに作成することもあります。
英文として読むと誤解する?
たしかに、英文として読むと、誤解を与える恐れはあります。
先に述べたように『No !』にビックリマークがついているので、ここで一文が終わっています。そのあと新たに『Go to Shibuya.』という文が続く英文として読んだ場合…
「ダメ!渋谷に行きなさい。」という翻訳文になってしまいます。まるで渋谷に行くのを懇願するような文章であり、本来の意図とは反対の意味になります。
現実には渋谷に行くことを諭すわけがありませんので、本気で「逆の意味」として読解する人はいないと思います。
ふわふわ教授
「渋谷に行かないで」を英語で言い換えるなら?
いちばんシンプルなのは『Don’ t go to Shibuya.』です。「渋谷に行かないで。」という意味です。
ふわふわ教授
どうしても『No=否定』という発想で多用しがちですが、『No』は「物・名詞」に対して使うのが基本です。
例:『No people/人がいない』『No dressing rooms/更衣室がない』『No problem/問題がない』
逆に、「動詞」に対しては『Don’t』を使います。
例:『Don’t go/行かないで』『Don’t drink/酒を飲まないで』『Don’t cry/泣かないで』
You should not go to Shibuya.
君は渋谷に行くべきではないよ。
君は渋谷に行くべきではないよ。
※『Should not』は『Shouldn’t』でもOK。
I don’t recommend visiting Shibuya on Halloween.
ハロウィンに渋谷に行くのは、勧められないなぁ。
ハロウィンに渋谷に行くのは、勧められないなぁ。
Please don’ t go to Shibuya this weekend.
どうか今週末は渋谷に行かないでください。
どうか今週末は渋谷に行かないでください。
You must not go to Shibuya.
君は決して渋谷に行ってはいけない。
君は決して渋谷に行ってはいけない。
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
「渋谷のハロウィーンがやばい!」は英語で『Crazy』