「熱狂的ファン」を英語で表す3つの英熟語

多くの「熱狂的ファン」を生み出した「燃える闘魂」

Enthusiastic fan(熱狂的ファン)

拳を握る、笑顔のアントニオ猪木のイラスト
プロレス史に燦然と輝く「カリスマ的人気」を誇るアントニオ猪木

英語で「大ファン」を表現するなら、単純に『Big fan/ビッグファン』や『Great fan/グレイトファン』でもOKですが、より強調された「熱狂的ファン」であれば『Enthusiastic fan』という単語が適しています。

『Enthusiastic/エンスージアスティック』には、「とても乗り気な」という意味もあるので、ビジネスでもよく使われます。

ふわふわ教授

I have been an enthusiastic fan of Antonio Inoki since I was a kid.
私は、子供の頃からアントニオ猪木の熱狂的なファンだった。

後述する『Avid』とほぼ同じ意味の『Enthusiastic』という単語ですが、ごく微妙に使われ方が変わることもあります。

『Enthusiastic』には「狂信的」という意味もあります。実際、猪木ファンは、別名「猪木信者」とも称されることがあります。

いわゆる「カリスマ的人気」をもつ人物のファンなら『Enthusiastic fan』がピッタリです。

ふわふわ教授

『Enthusiastic』には、「情熱」や「積極性」のイメージが言葉にこめられています。

例えば、野球チームのファンの場合、『Enthusiastic fan』は、球団や選手、戦術等について非常に詳しい場合が多いです。

また、チームの一員であるかのように、自分のユニフォームを用意して応援しに出かけるなど、具体的な行動や発信をする人も『Enthusiastic fan』の典型といえます。

Avid fan(熱心/熱烈なファン)

「熱心なファン」という意味の『Avid fan/アヴィッドファン』という言葉もあります。

She is an avid fan of the rockband “Fuwa Fuwa Monsters”.
彼女は、ロックバンド「ふわふわモンスターズ」の熱心なファンだ。

先に述べた『Enthusiastic』とほぼ同じ意味で使われる『Avid』ですが、やはり微かに言葉のもつ背景は異なるようです。

『Avid reader/熱心な読者』という組み合わせを非常によく見かけます。よって、ある作家(小説家)の熱烈な読者であれば、『Avid』という単語がマッチします。

I’m an avid reader of Keigo Higashino.
私は、東野圭吾の熱烈な読者だ。

『Avid』には、「貪欲な」「渇望する」という意味もあります。『Avid for fame/地位への渇望』『Avid ambition to succeed/成功への熱烈な野心』という風にも使われます。

微妙な差はあれど『Enthusiastic』と『Avid』に『Fan』をくっつければ、どちらも「熱狂的ファン」という日本語に相当するので、気軽に使っても大丈夫だと思います。

ふわふわ教授

参考: Vocabulary.com 『Avid』

Hardcore fan(筋金入りのマニア)

ファンの中でも、特に熱狂的なファンともいえるのが『Hard core fan』です。

ふわふわ教授

「ハードコア」とは「中核」のことをいいます。「物事の中心」という意味ですから、数あるファンの中でも「核となる人々」を意味します。本当に重度のファンを表現する言葉といえます。また、少し過激なイメージを持つ言葉でもあります。

少し敷居が高そうな言葉ですが、何かにハマっていて、ある程度詳しい人なら「ハードコア・ファン」と呼ばれる機会があるかもしれません。

あるアメリカ人の方が、ある日本のアニメにハマった時のことです。彼は、原作コミックスを日本語から英訳しながら読破しました。そして、そのアニメのパチンコ台を購入して自宅に飾っていたそうです。

その行動に対し、別のアメリカ人が『You are a hardcore fan!』と笑いながら言いました。日本で聞く「ガチオタじゃん(笑)」と響きが似ていました。

ふわふわ教授

大仰な響きの言葉にしては、意外とカジュアルに使える言葉だと感じました。なぜなら、ある作品に対し、一定の知識があれば意外と簡単に「ハードコア」認定されてしまうからです。

確かに先のアメリカ人は相当熱心です。しかしながら、好きなマンガなら、全巻読んだ経験をもつ人は多いと思います。また、語学学習も兼ねている場合、文章を読むことは重要事項なので、熱中してしまうこと自体は珍しくないと思います。

「ガチンコ」は、相撲発祥の言葉で、「本物の真剣勝負」という意味でよく使われています。たとえば「ガチンコ力士」とは、本来は「力士の中の力士」といった滅多にいない力士のことをいうそうです。

日本語の「ガチオタ(ガチンコ+オタク)」も、にわかではなく、「本物のオタク」という意味です。

しかし「ガチンコ」という言葉が「ガチで?(本当に?)」のように日常的に使われるようになったので言葉の重みが弱まっています。

「ガチオタ」も「ハードコアファン」もハードルが下がっているので、現在は自由に名乗れるようになっています。

ふわふわ教授

You are a hardcore fan of that anime.
君は、そのアニメのハードコアファンだよ。

Mania(マニア)を英語で使う際は注意!

日本では「〇〇マニア」という言葉が「〇〇の愛好家」という意味で使われます。ところが、英語の『Mania/メイニア』は、人を指す単語ではありません。『Maniac/メイニアック』のほうが人を表す単語なのです。

英語では『Maniac』=「異常に熱中している人」という意味になります。

ふわふわ教授

He is a prowrestling maniac.
彼は、プロレス中毒者だよ。

※「中毒」は比喩。

逆に『Mania』は、何かに対する「異常な興味や熱狂」自体を指します。

His game mania is serious. It has a bad effect on his work.
彼のゲーム熱(ゲームへの熱中ぶり)は深刻だ。仕事にも支障が出ている。

ところで、『Mania』を英語で使う場合、注意が必要です。なぜなら『Mania』という単語は「躁病」という意味でもあるからです。

他にも『Mythomania/虚言症』や、盗癖のある人を指す『Kleptomania/窃盗症』など、『Mania』がつく単語には精神疾患に関する専門用語も非常に多いです。

当然ですが、迂闊に使わないほうが良い場面も多いと思います。日本語の「マニア・マニアック」と同じ感覚で使用するのは避けてください。

よって、日本語の「マニア」を表現したい場合は、今回ご紹介した『Hardcore fan』『Enthusiastic fan』などでも十分通じます。ぜひ使ってみてください。

ふわふわ教授


本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。

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