TOEICの抽選に外れました。これで今年は9か月間もの間、TOEICを受けずに過ごすことが確定しました。
2020年のTOEIC(※TOEIC Listening&Reading。以下TOEIC表記。)を、1月に受験したのを最後に、私は1度も受けていません。
ふわふわ教授
TOEICの中止とは?
今年の1月は、例年通りTOEICが開催されました。
…ところが、新型コロナウイルスによる「パンデミック宣言」や「緊急事態宣言」などの影響により、3月~7月まで、5か月連続で公開テストが中止されてしまいました。(※8月のみ元々実施なし)
TOEICが、パンデミックの影響で中止された。
ふわふわ教授
(※TOEIC Speaking & Writing、TOEIC Bridgeなど、関連テストは6月から実施。)
ようやく再開されることが決まったTOEICですが、おそらく「3密防止」などの観点から、受験人数を絞った「定員制」が導入されました。
つまり、早いもの勝ちで受験資格が得られるということでした。
TOEICの抽選とは?
久々のTOEICの申し込み開始日のことです。
応募者殺到により、早々にサイトの「サーバーダウン」が発生し、朝のうちにほとんどの席が完売しました。辛うじてサイトにアクセス出来た頃には、遠くの都道府県の会場しか残っていない…という人も多くいました。
私は、TOEICの座席(受験枠)が完売していたことに気付いた。
ふわふわ教授
私の場合、申し込み期間の最終日でも「残席が少ない」ということは、過去一度もなく、申し込みに競争率などありませんでした。
これらの情勢をうけた1カ月後、10月実施の「TOEIC申し込み日」がやってきました。前回、申し込みしそびれた多くの人が、TOEIC受験の権利を勝ち取るために、朝からスマホやPCの前にかじりついていました。
ウェブサイトが操作不能だったため、私はTOEICに申し込めなかった。
再びサーバーダウンが起こり、その日の申し込み受け付けが中止されました。「先着順」での受付けが、ほぼ不可能なため、後日、「抽選制」導入が決まったのです。
実に多くの人々が、一斉にサイトにアクセスしていた。
気軽に受けられるテストでは、なくなった…
後日、新たに設けられた申し込み開始日に、私がアクセスしたときのことです。画面には「7000人待ち、待ち時間30分」というような文が表示され、実際に30分後にやっと申し込めました。
そのウェブページにアクセスするのに30分かかった。
…ちなみに、抽選制なので「申し込み開始日」に申し込む必要がなかったことにあとから気付きました。
ふわふわ教授
この「抽選制のTOEIC」になって以降、2回とも抽選に落ちてしまいました。
(※10月4日実施の回、10月25日・午前実施の回)
TOEICを受けるには、抽選に当選しなければならない。
昨年までなら、ほぼ「毎月受けられる」点がTOEICの良い部分だと感じていたので、そこが大きく変わりました。英検は年3回の実施ですが、同じ位の希少性となるかもしれません。
それも、11月、12月の抽選に当たれば…の場合であり、もし今年の残りのTOEICの抽選2回分に落ちた場合、英検よりも受けられるチャンスが少ないテストだった…という結果になってしまいます。
当然ながら英検には抽選はなく、特に準1級や1級は受験者が少ないので、申し込みが済めば、受験資格が得られます。
今後のTOEIC情勢はどうなる?
私にとってTOEICは、定期的に受けられる点がメリットでした。
TOEICの採点結果には、±35点程度の誤差が出るとよく言われています。つまり、同じ実力でも受けた月により点数が大きく変動します。だからこそ、年に数回、定期的に受けることで少しずつ実力が上がっていく様子が記録できるというわけです。
ふわふわ教授
例えば、人材を選考する側の企業や、仕事を依頼する立場なら、実際に記録された点数を評価します。認定証に記されたスコアよりも「+35点の実力です」と言い張っても通用しないと思われます。
TOEICは、あなたの英語における、聴く力と読む力を測る。
また、TOEICが抽選に当たった人だけが受けられるテストになってしまうと、「TOEIC対策」という概念も変わってきます。いかに対策を練っても抽選に当たるノウハウは存在しないからです。
良い方に考えれば、「満を持して受ける」テストとして、受ける側の意識が高まるかもしれません。次回もある…という気軽な考えが通用しなくなるからです。
また、受験人口の少ないTOEIC Speaking & Writing や、英検、その他の英語関連テストが、これまでより脚光を浴びるかもしれません。実際、私は件の落選を契機に、TOEIC Speakingを久々に受験しました。
私は、TOEICスピーキングを受けに、隣町へ出かけた。
ふわふわ教授
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。