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1年以上伸び悩んでいた『TOEICスコア』が、いきなり50点上昇した方法

何回かTOEICを受験された方で、しばらくスコアが伸び悩んでいる方に、特に効く方法です。

TOEIC受験者がぶつかる『壁』

TOEICは、初心者であればあるほど、『受けるごとに点が伸びる』という特徴があります。公式問題集や、単語帳などで練習を続けていれば、初受験のときよりもスコアアップを実感できるかと思います。

ところが、ある程度レベルアップした頃に現れる壁があります。

以前よりは明らかに高得点になったのは良いとしても、しばらくの間、同じような成績のまま『現状維持が続いている』状態が発生してしまいます。そして、それがなかなか越えられない壁なのです。

私の場合、その状態が1年くらい続きましたが、意外なところにその原因があったのです。しかも、即効性のある改善策も同時に見つかったので、ぜひシェアさせていただきます。

ふわふわ教授

『本番と同じタイム』を意識しよう

英語学習は、こまめに隙間時間に勉強してこそ、長続きするものだと思います。思い立ったときに気軽に本をめくることを習慣づける。というスタイルが現代人にとっては主流なのではないかと思います。

……そうした日々の積み重ねが大きな学習効果をもたらすのは事実です。

しかしながら、TOEICに限っては、隙間時間のみの学習をしていると、ある重大なポイントを軽視してしまうおそれがあります。それは、『本番と同じ試験時間』への意識です。

TOEICは、試験時間に対して『問題数がとても多い』点が特徴ですが、それにより、英語力そのものは高い人なのに、点数につながらないということもあるのです…

ふわふわ教授

矛盾しているようですが、時間内に解き終わることができなければ、せっかくの英語力や学習の成果も活かせないことになってしまいますので、以下に述べるセオリーに沿って試験に臨みましょう。

リーディングの『時間配分を変えるだけ』で点が上昇する

『時間配分の仕方は決まっている』

試験当日、大体13:00頃から45分間のリスニングが始まりますが、それが終わった直後からリーディングパートに移行しますよね?

すでに先人の知恵により、あらゆる媒体でも紹介されていますが、TOEICの全問題を解くための『時間配分の目安』は、下記のように細かく数分単位で決まっているのです。

時間配分

PART 5……『10分間』……13:45(46)~13:55頃まで

PART 6……『10分間』……13:05~14:05頃まで

PART 7……『55分間』

◎シングルパッセージ ……『25分』14:05~14:30頃まで

◎ダブルパッセージ ……『10分』14:30~14:40頃まで

◎トリプルパッセージ ……『20分』14:40~15:00頃(終了時刻)まで

※試験の開始時刻の微妙なズレにより、2分ほどの誤差は出ますので、おおよその目安とお考えください。

多少、時間配分から遅れても、焦らず進みましょう!あとから『すんなり解ける問題』も出てきます。それらを素早く解いて、少しでも追いあげましょう。時間配分から『大きく遅れないように』集中することです!

ふわふわ教授

最初のPART5の30問 をハイスピードで終わらせるのがコツです。『1問につき20秒』が目安です。考えても分からない問題は、飛ばすか、どれかを塗りつぶすことも推奨されています。 なぜならPART5で長く時間を使うと、結局PART7で問題文を読む時間が足りなくなり、より多くの『塗り絵』の原因になるからです!

『14:40になったらトリプルパッセージに進もう!』

PART7の最後のほうで時間が足りなくなり、問題文をろくに読めずにマークシートを『塗り絵』してしまうことが低得点の原因になりがちです。

よって、14:40頃になったらPART7の『トリプルパッセージ』へ進んだほうが賢明です。20分程度の時間を確保すれば、かろうじて問題文を読んで、回答することは可能です。

練習でも『本番と同じ75分』で全問解いてみよう

『1度だけでも”全問通し”で解く価値はある』

TOEICを何回か受けている方なら、『公式問題集』は、もうお馴染みですよね?

『本番と同じ制限時間』で、毎回のように『全問通し』で練習している人は、あまりいないのではないかと思います。忙しい現代人にとって、75分間、模擬試験だけに集中して取り組むのは容易ではないからです。

しかしながら、この『同時間・全問通し』を行うと、劇的に本番の感覚がつかめます。試験前は、最低1度でも行うことをお勧めいたします。

『感覚がつかめたら、問題ごとに練習してもOK』

全問通しの感覚がつかめたら、PARTごとに特訓するのもよいでしょう。その際にも『時間配分』を意識して練習しましょう。

例えば、PART7の『トリプルパッセージ』なら、1セクション5問を、6分以内に解く ことに慣れると、実際の試験でもスピードを発揮しやすいです。

このように問題ごとに分けて解く方法は、時間制限さえもうければ、試験直前になってしまい『全問通し』の時間が取れない方にも効果的な方法です。

私自身、この方法を導入したとたん、その年の平均点『820点』からいきなり50点も上昇し、1年以上前に取ったベストスコア『855点』を軽く上回り、ベスト更新を打ち立てました。 そしてそのベストスコアを『2試験連続で達成』しましたので、効果は実証済みです。ぜひ、試してみて下さい。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。