TOEICスコアが900点を超えると「すごい」と驚かれます。「800点の壁」と「900点の壁」。どちらも、なかなか越えられない山のような壁でした。ですが、一度でも越えてみると、すぐに当たり前のことのようになります。
もくじ
結論→裏技なし。地道に4年勉強した
メインの参考書は3冊
私が900点を取った勉強法は、単純に「勉強を数年に渡って続ける」という方法です。
それにより「英語力の上昇」「TOEICへの慣れ」の2点を得た結果、どうにか900点へと到達できました。よって、猛勉強したという感覚はありません。
・金のフレーズ
・文法特急
この3種類の本をメインに勉強しました。
ふわふわ教授
起きている時間全てを「TOEIC勉強」に費やすことはできないので、すきま時間に小まめに学習しました。
限られた時間での勉強だからこそ、なるべく「参考書の数を増やさない」ことが推奨されています。
1冊1冊を深く知ることができるという利点があるので、私も基本的には同意します。
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参考書は増やさないほうが良い?
読みたい本を買うのは自然な欲求だと思います。よって、新たな参考書を入手すること自体は悪いことではありません。
ふわふわ教授
よって、1冊ごとにじっくり「読んだり解いたりしていない状態」で、次々に新しい参考書だけを買い足していくのは、よくないと思います。
その本の内容を「概ね理解できた」段階になってから、次に移ることを私は心掛けました。
また、問題集なら、問題と答えを「大体覚えてしまう」段階まで使い込むのが理想です。
ふわふわ教授
何かを身につけたり、学習するとき、「楽しめるかどうか」も非常に重要です。少しでも、面白いと思える要素がなければ長続きするのは厳しいからです。
それは、好きな小説の英語版だったり、興味のあるニュースを英字新聞で読んでみるなどの行動でした。直接的にはTOEICから離れるかもしれませんが、まとまった英文を読み慣れる効果は確実にありました。
ふわふわ教授
文法書に関しては、「前置詞」「関係詞」など、文法の種類に特化した本もあります。
「公式問題集」や「文法特急」を解いていて、いまいち仕組みが分からない用法を、他の文法書を調べて理解することにも意義があると思います。
例えば「関係詞」がよく分からないと思ったとき、「関係代名詞」や「関係副詞」の違いが詳しく載っているものや、例文がたくさん載っているもの探して読んだりしました。
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・増やしてもOKだが、メインとサブで使い分ける。
英検準1級合格したら→「850点」超えを連発
以前より、「英検準1級」=「TOEIC 730点」レベル…とする記述を何度か見かけることがありました。
それを見るたびに、信じられない気持ちになりました。
なぜなら、TOEICで「700点以上」を取れるようになっても、英検準1級には何度も不合格になっていたからです。
ふわふわ教授
私の場合、TOEICを受け始めたころから、リスニングパートで400点以上取れていました。
逆に、リーディングパートは300点ほどでした。つまり、「リスニングだけ高得点」という偏りが生じていたのです。
ふわふわ教授
よって、同じ「TOEIC800点」でも、リスニングとリーディングがともに「400点以上」とバランス良く取れていれば、英検準1級にも合格できると思われます。
「730点」でもリーディングが「400点」前後取れていれば可能性はありますが、少しリスニングが力不足だと思います。
やはり英検準1級は、TOEIC800点以上の人が合格するテストだと思います。
ふわふわ教授
長年の学習成果が実ったのか、英検準1級合格したあとは、TOEICで850点以上が標準になりました。
TOEIC700点台で伸び悩んでいたら、英検にもトライしてみるのも1つの手です。
英会話教室に通った→点数がアップ
英会話とTOEICを別物として分ける人がいると思います。たしかにマークシートのテストであるTOEICでは、「英会話の能力そのもの」を試す問題は出てきません。
ふわふわ教授
英会話の最大の効用は「英語を使う」ことに慣れるようになることです。実際に会話をしてみると、意外なほど、言葉が出てこないことに驚きました。
単語帳などで頭に入っている英単語も、使い慣れないとスムーズに出てこないという現象が起きるのです。
ふわふわ教授
英会話を始めたら、「間違った英文」にすぐ気付けるようになりました。
また、英会話に行くたびに「細かい間違いを指摘されないように注意する」ようになりました。
クラスには他の生徒さんもいるので、彼らと先生が話している様子も、重要な情報サンプルとして参考になります。
ふわふわ教授
気軽に1回から参加できる体験教室や、オンライン英会話もたくさんあるので、試してみても損はないと思います。
テレワークは、英語ではWork from homeが一般的試験回によって「点数に大差」
迷惑受験者のおかげで点数アップ
不思議なことに、TOEICで900点を取得したあと、840点までスコアが下がったことがあります。
「ガタ落ち」と呼べるレベルです。試験回によって、点数が乱高下することは実際に起こるのです。
私がTOEICで915点獲得した回では、いつもと違う環境でテストを受けました。なんと、隣に座っていた人物が「とてもうるさい受験者」だったのです。
ふわふわ教授
決して大声ではありません。ごく静かな囁き声で問題を解いておられました。ところが、ボリュームは小さくても、至近距離で「ずっと鳴り響く声」です。
非常に気が散りまくりました。
試験監督を読んで注意してもらったとしても、2~3分か、それ以上のロスが出ます。
その余分な試験時間があとから与えられる保証はありません。TOEIC経験者であれば、たった数分の時間がいかに進行を左右するかご存じかと思います。
そこで、私はその逆境を「原動力にして頑張る」ことにしました。
ふわふわ教授
すると、いわゆる「ゾーンに入った」ような状態を体験しました。スピードを優先しつつ、かといって雑に解くわけではありません。
各問題を、最低限の時間で効率的に進めていくということが、なぜか自然にできるようになりました。
結果、その回の点数は915点とベストを弾き出しました。その前の回より75点ものスコアアップです。
TOEICという試験は、当日のパフォーマンス次第でも点数が大きく左右することを実感しました。ですので、スコアが下がっても落ち込まず、また再チャレンジすることをお勧めします。
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
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