LINEスタンプを販売したものの、いまいち売上げに満足できない。そのせいで、「新作スタンプ作り」からも長く遠ざかってしまいました。特に評判の低いスタンプを見直した結果、「内容を修正」し、「リニューアル再販売」することを決意しました。
もくじ
販売後に「売れない理由」に気付く
なぜ、LINEスタンプが売れなかったのか?
「絵柄や内容が劣っている」、「宣伝が足りない」…など、様々な要因があると思います。
悔しさのあまり、自暴自棄になっても前に進めません。冷静に、「どうすれば少しでも良いものが作れるのか」だけを考え、再チャレンジすることにしました。
ふわふわ教授
よりリスクが少なく、かつ、すぐに実行できる点で、良い判断ができた思います。
「実用性」に欠けていた
明らかな問題点は、「実用性」に欠けるスタンプだった点です。全体的に「セリフが少ない」ため、使い道が少ないのでは?…という考えが、日に日に強まっていきました。
その考え方にも一理あるかと思います。ですが、そのコンセプトが通用しなかったわけですから、何が改善策なのかは明白です。
ふわふわ教授
「元気さ、明るさ」が弱かった
皆様は「ふわふわ生物 EMOTIONS」というタイトルから、どういうイメージが浮かびますか?
私個人は、「感動」や「躍動感」というようなイメージを、『EMOTION』という単語から連想しました。もちろん、当初は「そういうイメージの通り」に作成しているつもりでした。
ふわふわ教授
しかしながら、改めてスタンプを客観的に見直してみると、「感動や躍動感が足りない」という点に気付きました。
よって、次なる戦略は、もっと感情表現を強調することです。スタンプが発する熱が、ユーザー様にもっと伝わるように改良することを決意しました。
ふわふわ教授
あくまで私のLINEスタンプのもつメッセージ性が、あまりに中途半端だったため、もっとエモーショナルな方向へ振り切るために取った戦略です。
「スタンプ数」が少なかった
LINEスタンプは、最大で1タイトルにつき40個作成することが可能です。
ところが、修正前のバージョンは32個でのリリースでした。その当時は早く販売したいという思いもあり、たった32個でも「完全燃焼でやりきった」つもりでいたのです。
しかしながら、現に「スタンプの評判がいまひとつ」という動かしがたい事実があります。よって、変えられる部分は変えていくしかありません。
ふわふわ教授
「セリフ・文字」を重視した修正へ
修正前のバージョンでは、スタンプ32個中、「文字のあるスタンプ」は7個だけでした。しかも、意味のあるセリフと呼べるのは、そのうちの半分程度です。あとは「擬音やオノマトペのような文字」で占められていました。
新規の絵柄のすべてにセリフ
そこで、「新作絵柄8点」を追加し、その全てに「セリフ文字」をつけました。また、既存のスタンプにも「セリフを加筆」しました。
ふわふわ教授
無理に全てのスタンプには文字を入れていません。スタンプによっては、文字を入れることで「逆に使用法を限定してしまう」恐れがあるからです。
セリフ「あり」と「なし」のバランスが取れたライナップに改善されたと確信しています。
オリジナルを「販売停止」してから、申請
LINEスタンプは、すでに販売されているものと重複する内容のスタンプセットは販売できません。
たとえば、同じ絵柄でも、セリフ部分のみ「日本語バージョン」「外国語バージョン」と数パターン作り分けるクリエイターさんが存在します。
ふわふわ教授
今回の「修正版」では、内容が大きく重複する旧バージョンを、まずは販売停止にしました。そのあとで、入れ替えるように「修正版のデータ」で申請し直しました。
申請の翌日に「スピード承認」リリース!
少し以前の申請の時からは考えられないことですが、非常にスピーディーに審査を通りました。
スタンプを申請したのは、ある日の夜遅くでした。その時点で「審査待ち」というステータスが画面で確認できます。その翌日の夕方頃、「審査待ち」から「審査中」に表示が変わりました。そのたった1時間後に、「承認」となりました。
ふわふわ教授
注意点!「販売ページ」のアドレスも変わる
本日は、LINEスタンプの「販売後の商品」を、修正版としてリリースするまでの経緯を説明いたしました。
という流れです。
注意点は、作っている側としては「修正版」という認識ですが、システム上は「新規リリースと同じ」である点です。
よって、過去にSNSなどで「元のバージョン」のアドレスを告知している場合、そのリンクは無効になります。
ふわふわ教授
ぜひ、皆様の作品も、素晴らしいLINEスタンプになるよう心より願っております。
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。