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英語『Just』の誤解されている意味と使い方

日本では「正確にちょうど」という意味に偏っている

『Just/ジャスト』は、ほぼ日本語化している英語だと思います。

『Just』には、いくつかの意味が含まれていますが、日本では「ちょうど」「きっちり」「ぴったり」という意味のみで使われる傾向があります。

そのせいで、「数値として正確」という極端な意味でとらえられていて、誤解を招く恐れがあります。

例えば、日本で年齢を聴かれた時に「30歳」と答えたとします。すると「ジャスト?」と聴き直されることがあります。この場合、日本語だと「ピッタリちょうど30歳?」と確認したことになります。

ところが、上記のやり取りを、英語圏の人が聴くと違和感を感じます。

ふわふわ教授

『Just 30』の意味が、「たったの30歳」という意味で伝わってしまっているからです。

『Just』=「たったの」という意味のほうが多く使われる

先ほどの「ジャスト30歳」という文章は、英語では「たったの30歳」という意味になります。

I am just 30 years old.
私は、まだほんの30歳です。

「ちょうど30歳」と伝えたつもりが、30歳という年齢の低さを強調するニュアンスになったら、おかしなことになりますよね?

特に数字の前に『Just』を使うと「ほんの」「たったの」という意味になるので注意しましょう。

ふわふわ教授

Just 1 hundred million yen. → たったの1億円。

↑ 「ちょうど1億円」ではなく、あなたにとって、その金額が安いということを述べたことになります。


「ちょうど」を表すなら『Exactly』が伝わりやすい

数字がピッタリという意味なら…

I am exactly 30 years old.
私は、ちょうど30歳です。

『Just』を使う場合…

I just became 30 years old.
私は、ちょうど30歳になったばかりです。

胸キュンな『Just』の使い方

『I just came』という言い回しが、少し使い方を変えるだけで、事務的な報告から一気に情熱的な告白へと変わる場合があります。

I came here just a second ago .
私は、先ほど到着したばかりです。

↑上記 は、「ちょうど来たばかり」という事実を述べる報告ですが…

I just came here to see you.
I just wanted to see you.
あなたに会いたくて(会うためだけに)ここに来ました。
あなたに、ただ会いたかっただけなのです。
「ただ来ただけ」と言いつつ、かなり「意図的に来た」という意味合いも同時に表現することができますね。

ふわふわ教授

『Just do it』は、「ただ、やりなさい」

『Just do it』も、「ちょうど」や「きっかり」というニュアンスとは異なるフレーズです。

直訳すると「それを、ただやりなさい」と強く勧める、もしくは命令するような意味になります。

スポーツ用品メーカーのキャッチコピーなので、松岡修造氏のような人が、誰かにハッパをかける時に言うと似合う言葉です。

あるいは、誰かに助言を与えるときや、背中を押すような場面でも使えるかもしれません。

「とにかくやれ」というような強めの印象にも取れる言葉です。よって、目下の人が目上の人に軽々しくは使えない言い回しだと思います。

ふわふわ教授


本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。

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